クッチャロ湖目次
クッチャロ湖について
クッチャロ湖は、北海道北部枝幸郡浜頓別町にある、周囲約27キロの汽水湖(海水と淡水が入り混じっている湖のこと)です。
最大水深約3メートル・平均水深1.5メートルあります。
水深が浅く標高も低いため、約3キロメートル離れたオホーツク海の海水が、満潮になると入り込みます。北西側の小沼と南東側の大沼の2つの湖盆からできていて、細い水路でつながった変形したひょうたん型の湖です。クッチャロ湖はオホーツク海沿いに開けた頓別平谷の南部にあります。
仁達内川河谷の溺れ谷(陸上にあった谷がその地形を保ったまま、何らかの理由で水面下にできた地形のこと)が、砂州によってオホーツク海と隔てられて出来上がった湖です。
頓別平野にはポロ沼・モケウニ沼など砂州で閉鎖された湖が並ぶが、これらの砂州は北部の台地の浸食により生じた砂礫が、沿岸流によって南東へ運ばれていたものです。
仁達内川が南から小沼に流れ込み、安別川やポン沼などの水が入ってきます。小沼と大沼は1キロメートルほどの長さの細い水路でつながっています。大沼東端からクッチャロ川として流れだし、海岸付近で頓別川と合流してオホーツク海に流れます。大沼の南側が整備され、水鳥観察館・キャンプ場・公園などが設置されています。
日本とロシアをわたる水鳥たちの中継地で、約300種の野鳥が記録されています。特に春と秋の渡りの季節に、数千羽のコハクチョウと数万羽のカモ(ヒドリガモ・オナガガモなど)が観察できます。冬には天然記念物のオジロワシやオオワシの姿も観察できます。
その鳥たちの様子は、湖畔にある水鳥観察館でじっくり観察できます。平成7年に環境省によって設置された浜頓別クッチャロ湖水鳥観察館は、来訪者へ自然情報を提供し、自然環境の普及活動を行っています。また施設内では野鳥の様子を撮影した写真の展示もしています。浜頓別町ではこの水鳥観察館やクッチャロ湖の清掃や水質検査も行っています。水鳥観察館は湿地の価値の普及啓発と水鳥・湿地のモニタリングを目的に作られた施設です。
クッチャロ湖に飛来する水鳥の情報を知ることができます。管内では写真パネルやビデオによってクッチャロ湖の四季の様子を知ることができ、野外カメラや望遠鏡もあるので湖に来る野鳥の観察もできます。水鳥観察館の開館時間は午前9時~午後5時までで、休館日は月曜日・祝日の翌日・年末年始です。
入館料はかかりません。
また駐車場は普通車52台・大型車8台まで駐車可能で、無料で利用できます。
湖の南岸は泥炭地が広がり、スゲやミズゴケの生える湿原になっています。
小沼北岸からポン沼にかけてはアカエゾマツ林が見られます。海岸の砂州には砂浜や浜提列が発達していて、ここには北方植物・湿性植物も見ることができます。湖の名前と名の付く湖沼の中では、日本で北から2番目に位置しています。またクッチャロ湖は北オホーツク道立自然公園に指定されています。北オホーツク道立自然公園は、猿払村・浜頓別町・枝幸町にある自然公園です。
そして1989年7月6日にラムサール条約に日本で3番目に登録され、日本の重要湿地500にも指定されました。クッチャロ湖畔は南東側のみ整備されており、筋かな湖畔を楽しめます。北側には浜頓別町から猿払村まで続く北オホーツクサイクリングロードがあり、旧JR天北線跡を利用した21キロの道も楽しめます。またクッチャロ湖では無料カヌー体験もありますが、これは夏限定のイベントです。
クッチャロ湖の大沼南部にはキャンプ場などの宿泊施設などのほか、パークゴルフ場やテニスコートなどの運動施設も充実しています。クッチャロ湖畔にはパークゴルフ場が2つあります。浜頓別パークゴルフ場と白鳥公園パークゴルフ場があり、それぞれ利用料金は300円で、用具の貸出も200円でできます。クッチャロ湖の湖畔にあるキャンプ場は芝生のテントサイトから夕日と湖を眺めることができる最高な場所です。
例年5月~10月ごろに開設され、夏場を外せば利用者数の少ないキャンプ場で、クッチャロ湖の日没を独り占めもできます。駐車場の横の売店で受付し、好きな場所でテントを張ることができます。オートキャンプはできませんが、駐車場のすぐ横にテントを張れば問題ありません。
キャンプ場にはコンクリート造の立派な炊事場や、24時間利用できるトイレもあります。トイレに入る際は白鳥の鳴き声が鳴る仕組みになっています。そのほかにコインランドリーも炊事場内にあります。
湖で水遊びをしたらそのまま洗濯も可能です。キャンプ場の隣には温泉コテージがあります。全4棟あるコテージにはそれぞれ趣向の変えた浴室があり、はまとんべつ温泉を源泉かけ流しで楽しめます。食キャンプ場のすぐ隣にはまとんべつ温泉ウィングと言うホテルがあり、そちらで日帰り温泉を利用できます。国内でもトップクラスの泉質の美人の湯である、はまとんべつ温泉は、地元に方からも人気がある温泉です。
クッチャロ湖の見どころ
クッチャロ湖大沼の南側には水鳥観察館・キャンプ場・温泉施設・白鳥公園などの設備があります。
またキャンプ場にはパークゴルフ場・プール・テニスコート・野球場もあります。
水鳥観察館は湿地の価値の普及啓発と水鳥・湿地のモニタリングを目的に作られた施設です。
クッチャロ湖に飛来する水鳥の情報を知ることができます。
管内では写真パネルやビデオによってクッチャロ湖の四季の様子を知ることができ、野外カメラや望遠鏡もあるので湖に来る野鳥の観察もできます。
水鳥観察館の開館時間は午前9時~午後5時までで、休館日は月曜日・祝日の翌日・年末年始です。
入館料はかかりません。
また駐車場は普通車52台・大型車8台まで駐車可能で、無料で利用できます。
クッチャロ湖の湖畔にあるキャンプ場は芝生のテントサイトから夕日と湖を眺めることができる最高な場所です。
例年5月~10月ごろに開設され、夏場を外せば利用者数の少ないキャンプ場で、クッチャロ湖の日没を独り占めもできます。
大人1泊400円・子供1泊200円で宿泊可能で、6連白目以降は大人1泊280円・子供1泊140円と大変安価な価格で宿泊可能です。
駐車場の横の売店で受付し、好きな場所でテントを張ることができます。
オートキャンプはできませんが、駐車場のすぐ横にテントを張れば問題ありません。
キャンプ場にはコンクリート造の立派な炊事場や、24時間利用できるトイレもあります。
トイレに入る際は白鳥の鳴き声が鳴る仕組みになっています。
そのほかにコインランドリーも炊事場内にあります。
湖で水遊びをしたらそのまま洗濯も可能です。
キャンプ場の隣には温泉コテージがあります。全4棟あるコテージにはそれぞれ趣向の変えた浴室があり、はまとんべつ温泉を源泉かけ流しで楽しめます。
食事は別料金になりますが、寄せ鍋セットや海鮮しゃぶしゃぶセット・バーベキューセットがあるので、その時の気分で料理も楽しめます。
キャンプ場のすぐ隣にはまとんべつ温泉ウィングと言うホテルがあり、そちらで日帰り温泉を利用できます。
国内でもトップクラスの泉質の美人の湯である、はまとんべつ温泉は、地元に方からも人気がある温泉です。
日帰り温泉の営業時間は午前11時~午後9時(午後8時30分受付終了)です。
入浴料金は時間によって変わります。
午前11時~午後2時までは大人400円・子供180円で、午後2時~午後9時は大人550円・子供250円です。
回数券は6枚つづりで2,800円なので、グループで入浴するときは回数券を購入した方がお得です。
クッチャロ湖の周辺
クッチャロ湖のある浜頓別町の周りには、他にも魅力的な町が多いです。
浜頓別町から南に30分程度行くと、毛ガニ収穫量が日本一の枝幸町があります。
毎年7月第一日曜日にはかにまつりが開催され、毛ガニ早食い競争や毛ガニがあたる抽選会・毛ガニ特売など毛ガニづくしのイベントです。
他にも季節ごとの旬なものを使用したイベントが年中開催されているので、いつ行っても楽しめます。
浜頓別町から北に20分程度行くと、ホタテで有名な猿払村があります。
猿払村ではホタテ以外にも鮭や毛ガニなどの海鮮・牛乳などの畜産物も豊富にあります。
7月第三日曜日には、さるふつ観光祭りが開催されます。
ホタテや毛ガニの特売や、バーベキューが楽しめる人気のイベントです。
浜頓別町から西に1時間程度行くと、トナカイやお酒で有名な幌延町があります。
幌延町ではトナカイ肉を使用したジビエ料理に力を入れており、トナカイ肉のソーセージや缶詰が購入できます。
他にも一切消毒剤・抗生物質をしようしないで飼育した合鴨を使用した、合鴨製品も楽しめます。
合鴨鍋・合鴨しゃぶしゃぶ・合鴨ハムなど鴨肉が好きな人にはおすすめです。
また最近はお酒にも力を入れており、地元のものを使用したクラフトジン・ワイン・日本酒などもあります。
アクセス方法
クッチャロ湖へ行く際の最寄りの空港は、近い順番から稚内空港・旭川空港・新千歳空港の3つです。
今回はこの3つの空港からの行き方をご紹介します。
稚内空港から車で行く場合は、走行距離71キロ・所要時間1時間10分程度で行けます。
国道238号まで道道1077号を進みます。
その後道道84号に入ると目的地に到着します右左折が少なく、海沿いの道を進む一番おすすめの方法です。
稚内空港から公共交通機関で行く場合は、南稚内駅までバスで向かい、そこから音威子府駅まで電車で行きます。
音威子府駅到着後、宗谷バスに乗り換え浜頓別バスターミナルで下車し、クッチャロ湖まで徒歩で向かいます。
時間は6時間以上かかるので、道中の宿などを確認しましょう。
旭川空港から車で行く場合は、走行距離214キロ・所要時間3時間50分程度で行けます。
高速道路を利用するときは、走行距離194キロ・所要時間3時間20分程度です。どちらのルートも北上するので、迷うことなく行けます。
公共交通機関で行く場合は、稚内空港から行くときと同様で、音威子府駅まで電車で行き、バスを利用してクッチャロ湖へ向かいます。
新千歳空港から車で行く場合は、走行距離362キロ・所要時間6時間程度で行けます。
高速道路を利用すると、走行距離324キロ・所要時間4時間50分程度で行けます。
途中旭川市を経由するため、一泊するのもおすすめです。